SE フリーランスになるには?安定して仕事はあるの?
フリーランスという職業にあこがれているSEは多いでしょう。
会社に縛られることなく自由に働き方を設定でき、バリバリと働く事で年収1000万円越えも夢ではありません。
しかし自由な反面、生活が安定しないという側面もあります。
うまくいっているうちは良いですが、仕事が減って生活できなくなることも。
今回はフリーランスのSEという職業について紹介いたします。
1.フリーランスのメリットデメリットは?
フリーランスと通常の会社勤めでは、同じエンジニアでも大きく異なります。
フリーランスの一番のメリットは、働き方を自由に設定できる点です。
例えば一年のうち半年で一年分の収入を得て、残りの半分をバカンスとスキル修得に充てる。
会社勤めではできないこのような働き方も、フリーランスでは可能となります。
また、クライアントからの報酬のほぼ全てを収入とすることが可能です。
会社勤めの場合、いくら稼いでも一定の収入となってしまいます。
フリーランスではそれら報酬が収入に直結するため、頑張れば頑張っただけ収入を増やすことが可能です。
デメリットは軌道に乗るまでは生活が安定しない点です。
基本的に自力で仕事を獲得しなければならないため、人脈が乏しいフリーランスになりたての方は、安定的な収入が得られないことも。
また、トラブルが発生した場合に自力で解決する必要があります。
システム開発の現場では、納期遅れやバグなどのトラブルが、訴訟まで発展するケースも存在します。
会社勤めの場合、会社が間に立ってトラブル解決を行いますが、フリーランスの場合後ろ盾がなく自分でなんとかしなければなりません。
自由ですが自分の責任で全て行っていかなければならないのが、フリーランスという仕事なのです。
2.フリーランスSEという職業について
このようにフリーランスという職業はメリットデメリットが存在します。
それではフリーランスSEという職業が実際どのような職業なのか、フリーランスSEについてみていきましょう。
2-1.SE フリーランスはどういう働き方があるの?
フリーランスSEと一言でいっても、従事する業務の形態により様々なタイプに分けられます。
大きく分けると以下のタイプがあります。
案件によって異なり、例えば毎週水曜は常駐型、それ以外は在宅型など組み合わせて働くケースもあります。
・常駐型
常駐型はソフトウェア会社に常駐し、システム開発チームの一員として働く形態です。
このタイプは会社勤めと非常に似ており、普通に常駐先企業に出社し、開発チームメンバーとしてシステム開発を行っていきます。
契約は案件ごとに行われますが、一般的にシステムは「作ったらそれでおしまい」とはならず、メンテナンスや機能強化を行っていかなければなりません。
そのため、大規模システム開発などの案件に携わった場合、数年間の安定収入を得られるケースもあります。
・出向型
ソフトウェア会社からの要請で、システム導入会社へ出向する形態を出向型と呼びます。
システムを安定的に稼働させるため、日々のメンテナンスや顧客からの質問、要望対応などを行っていきます。
この形態は期間で契約するケースが多く、契約期間は安定的に収入を得られます。
しかし企業が稼働している時間帯は拘束されてしまうため、自由な働き方ができないケースが多いでしょう。
・在宅型
在宅でシステム開発を行うタイプを在宅型と呼びます。
チームでの開発は行わず、一人でシステム開発を行っていきます。
案件規模は様々で、小中規模のシステムを単独で開発を行うケースから、大規模システムの1機能を担当して開発を行うケースなどがあります。
契約は案件ごとに行われます。
努力次第では複数案件を兼任して大きく稼ぐことができますが、上記2タイプよりは不安定となる場合があります。
勝ち組フリーランスSEになるには
それでは勝ち組フリーランスSEとして、バリバリと稼げるようになるためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
勝ち組になるためには、他にはない唯一無二のスキルを手に入れることです。
例えばPythonのプログラミングスキルを習得しているSEは数多くいます。
しかしPythonに加えデータサイエンティストのスキルを持っている場合、単独のスキル保持者よりも深く案件をこなすことができます。
また、ただ単にスキルを保持しているだけでは仕事を取ることはできません。
自分の能力をアピールするプレゼン能力なども必要です。
唯一無二のスキルと、そのスキルを外にアピールする能力が、高価値の案件獲得につながっていくでしょう。
安定して仕事をとるためには
それでは安定的に仕事を取るためにはどうすれば良いのでしょうか。
一般的に在宅型よりも出向型、常駐型の方が安定的に収入が得られるとされています。
それらの案件はチームで開発を行ったり、顧客と話をしたりと、チームメンバーや顧客と関わっていかなければなりません。
そのため、コミュニケーション能力が非常に重要となってきます。
また顧客の要望や、現場で求められる技術は、日々進歩していきます。
それら業界の動向を敏感に察知し、必要なスキル習得を行うことでクライアントから信頼され、安定的な仕事へとつながっていくでしょう。
フリーランスSEになるにはどうすればいいの?
フリーランスSEになるには、特別な資格などは必要ありません。
しかし、初心者がいきなりフリーランスSEを名乗っても、案件をこなすことはできません。
一般的にはSEとしてシステム会社に勤めたあと、在籍中に獲得したスキルや人脈を元に独立を行います。
このケースでは前職からの人脈を活用できるため比較的安定的に働くことが可能です。
しかし、中には初心者からフリーランスSEを目指す人もいます。
そういった方にはスキルも人脈もないため、案件獲得に苦労するでしょう。
この場合、オンラインスクールを活用することをおすすめします。
スキル獲得だけではなく、案件獲得方法や面接対策など、フリーランスとして働くためのサポートを行ってくれます。
フリーランスSEを目指す方は、ぜひ活用しましょう。
SE フリーランスになるにはのまとめ
フリーランスSEは自由に働き方を決められる反面、安定した生活を送るのが難しい職業とされています。
業務形態は様々ありますが、常駐型や出向型は比較的安定的に業務を行うことができます。
フリーランスSEになるためには人脈とスキルが必要となります。
初心者の方はオンラインスクールを活用することで、それらを補うことが可能でしょう。
勝ち組フリーランスSEになるには唯一無二のスキルと、そのスキルをアピールするプレゼン能力が必要となります。
フリーランスSEは頑張れば年収1000万円を超えることも。
スキル習得を励み、勝ち組フリーランスSEを目指しましょう。